コラム
2023.01.20
カンパニー

2023年度の中計発表会を実施いたしました ※社長講話要約有

当社では、新年度となる毎年1月上旬に、「中期経営計画発表会」と称した全社総会を執り行っています。3ヵ年の中期的な経営計画およびそれにおける当年度の詳細な計画を策定し、全社方針を社長より、ライン部門方針を副社長より説明し、その後、各部署の部門長が順に発表していきます。

コロナ禍等の影響で3年ぶりのリアル開催、大阪からも足を運んでもらい一堂に会しました。昨年から直近までで6名の新入社員もおり、また既存社員でもリアルに対面するのは初めてという者同士もいるためか、緊張の面持ちもある半面、笑顔もこぼれていました。

さて早速本題へ。最初は鈴木社長から全体方針のお話です。
年に一度の大切な会、3ヵ年の中期経営計画の発表前に、改めてインクグロウの歩みについてもお伝えいただきました。


<内容 ※中略有り※>
ここ1~2年で一気に社員数も増えてきたことから、インクグロウのMEBOから今に至るまでの歩みについて年に一度のこのタイミングで知ってもらい、全社の共通認識としてもらいたいという意図があって最初に「インクグロウの歩み」をお話しいただきました。

インクグロウがスタートした前後は構造的な赤字状態で大変な苦労があった事業再生期もありましたが、MEBOの翌年には黒字化を実現し、事業再構築期、事業成長期、そして今があるということ。そして、ここ数年はIPOの準備をしていく中で、さらなる成長に耐えるだけのより一層の体質改善、組織改革をせねばというタイミングでコロナ禍に差し掛かり、半強制的に事業だけでなく、組織変革を迫られた期間となりました。しかし、その当時はピンチでもありましたが、今振り返れば寧ろ未来に向けてのチャンスとなった期間とも言え、この数年間は今後の成長に向けた分岐点であったと言えます。

これらのことを、そしてこの数年間、変革期の中でも志を共にする仲間とともにド真剣に取り組んできた私たちの戦略の正しさを「実績と結果」をもって名実ともに証明すべく、この中経期間の3ケ年はこれまでとは全く比較にならないほどの成長・発展を実現し、この2023年度をその『リ・スタート元年とする!』といたしました。

高い志を持ち、更なる成長・発展を目指していく上で、現状は未だ未だ課題だらけだと再認識した現在、管理面、営業面ともに各部門で2022年をしっかりと検証し、次年度以降への糧にしていこうと決意いたしました。


経営方針で掲げているように、「お客様からのありがとう!」を頂けるような活動こそが私たちの活動の原点であることを肝に銘じていこう。もちろん、お客様(社外)からだけでなく社内でも「ありがとう!」が溢れているような組織風土でないと会社は前を向いて進むことができません。社員の皆が働くことを通じて、「周囲から感謝されること」「周囲の役に立つこと」、そして、「周囲から必要とされること」、これらを実感しやすい職場環境を私たち一人一人の手で整備していき、皆で「善い会社」を創っていこう。

2023年度の方針
ビジョン:
中小企業の事業引継ぎ成長支援ナンバーワンカンパニーへ!

私たちは「事業引継ぎ」のタイミングを企業成長の機会と捉え、次の経営者へ引き継ぐことを機に、更に成長していく会社を各地域に次々と輩出していくことをビジョンとしています。親族内・親族外、両方の経営タイプの経営者様方に対して加速度的に支援する会社として、全社で目線を合わせて尽力します。

事業の特長としては、会員事業(ベース収益)とM&A事業(フロー収益)の両軸で展開していることです。私たちの特徴は、①全国140の金融機関と提携して中小企業のネットワークを構築し、②全国5463会員(2022年12月末時点:ビジネスクラブのみ)を有し、③成長市場でもある中小企業の事業引継ぎ支援(親族内外承継、第三者承継)を事業領域としていることです。その上で、①会費収入によるベース収益、②M&A仲介フィー等の成功報酬を軸としたフロー収益のハイブリット型収益モデルであることが特徴です。この「ハイブリット型収益モデルの成長」こそがINCの強みとなるので、それぞれの分野が成長し、その上で部門間シナジーを発揮していこう。

また、事業×テクノロジーも今期のテーマの一つです。
2022年にデータベースのシステムを全面的に刷新し、全社共有の運用を開始しました。
お客様へ加速度的にご支援ができるよう、システムを最大限に活用し、生産性向上や効率化、より最適なご提案への進化に努めていきます。

さらに、社内における「働きがい」を高めるためにも、教育制度の整備等、キャリアチェンジやキャリアアップをより前向きに描ける人事体制をブラッシュアップしてまいります。「ヒト(INC Career)」「モノ(各部門のサービス)」「情報(各部門の顧客データ)」の部門間の相互活用でシナジー効果を発揮していきます。

改めてですが、この中経期間の3ケ年はこれまでとは全く比較にならないほどの成長・発展を実現し、この2023年度をその『リ・スタート元年とする!』とし、未来に向けて積極的に投資していく年とします。各部門、各自がミッションを再認識し、私自身が率先垂範していき、全社で全うしていく決意です、と全社員への感謝と労いの言葉とともに最後を締め、次の発表者につなげました。