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2024.09.19
イベント情報

【報告会開催後レポート】早稲田大学×インクグロウ第2回「中小M&Aの現状と課題に関する調査」共同研究報告会を開催しました

先般9/12()に早稲田大学との共催で【第2回「中小M&Aの現状と課題に関する調査」共同研究報告会】を実施いたしました。

当社は昨年に引き続き、譲受(買収)経験がある全国の中小企業を対象とした「中小企業のM&Aの現状と課題に関する調査」を早稲田大学商学学術院産業経営研究所と実施しました。

今回はその調査結果、および結果に対する詳細分析についてご報告いたしました。
また、事例報告として、実際にM&Aによって会社を譲渡された経営者のインタビュー(事前収録)を紹介いたしました。

 第1部:「中小企業の買収への意欲:決定要因の統計的分析」
    久保 克行 氏(早稲田大学商学学術院 教授)

 第2部:「M&A体験に基づく中小M&Aの決定要因と買収決定から統合の事例報告」
    【発表者】発表順(事前収録)
    木村 秀水 氏(北晃測機株式会社 代表取締役社長)
    河 勝志 氏(株式会社三和ボディーショップ 会長)

    【解 説】
    石垣 圭史 (インクグロウ株式会社 取締役副社長)
    山野井 順一 氏(早稲田大学商学学術院 准教授)

ご参加者いただいた皆様からのコメント
・客観的な調査研究の結果としてデータで明確に拝見するあまりない機会でした。
M&Aにおける買手の考え方や満足度に対し、定量的なデータは初めて拝見し、大変参考になりました。
・中小企業経営者、特にオーナー会社、同族会社の場合には、貪欲に成長を求めていないという感覚があり、同じであると認識できたのは良かった。
・質疑にもあった通り、アンケート形式では、M&Aに成功している経営者が積極的に回答くださるのに対して、成功していない経営者は回答しづらいのかなとの印象は受けました。
・中小企業のM&Aは成功しているケースが多いということ、また買収先の社員に対しては雇用継続の保証が効果があるということなどを知ることができ、参考になりました。
・売り手の希望、考え方がよく分かりました。
・売り手企業は、MAしてよかった、という研究結果に対し、よく考え直すと当たり前に感じました。しかし、研究結果として説明を受けたら、それでいいんだ、従業員も良いと感じてるし、実際に成長していることがわかった点などとてもよかったです。
・想像以上に買収に満足している買い手企業が多いことが意外だった。中小企業の場合、人間同士の信頼関係が土台になるので、そのような結果になるのかなと思います。
・アカデミックな内容で有難い。
・統計データだけでは、腑に落ちなかった。
・中小企業のMA研究事例は少なく、今後も研究事例を増やして公表してほしい。
・被買収側の分析が充実することを期待しています。
・成長戦略をもって積極的にM&Aを実行している会社の満足度が高いと知り、M&Aについて前向きな印象が持てた。
・もう少し実務にも踏み込んだ内容ですと、より関心度が高まるかと存じました。
・中小企業 被買収企業の分析は新鮮でした 実はうまくいっていることを日本社会にもっと共有できればよいと感じました。

まとめ
今回発表いたしました内容は、皆さまから頂いたご意見を参考にブラッシュアップを図る他、さらに、研究・分析を進め、学術的な研究結果として社会に還元していく予定としています。
インクグロウにおいては当研究結果の知見をM&Aコンサルティング実務に生かすべく、これらのデータ分析を踏まえて引き続き、M&Aマッチング率の向上は勿論のこと、その決定要因分析、そしてM&A後の成長確率を高める為の品質を維持したアドバイザリーサービスの追求をしていきます。

参考
ご都合がつかなかった等で改めてご視聴をご希望の場合は、以下よりお申込みをいただけますと、アーカイブ配信をご覧いただけます。

 第2回「中小M&Aの現状と課題に関する調査」共同研究報告会
 お申し込みは以下URLよりご確認ください。
https://incgrow.seminarone.com/20240912/event/ 

アーカイブ放送日程
19 () 15:0017:00
20 () 15:0017:00
26 () 15:0017:00