次世代経営者のための月刊誌:「ビジネスサミット」2024年11月号を発刊しました
┃特集┃娘婿たちの事業承継
日本の商家では、息子や娘など、実子で代をつなげない場合、
娘婿(婿養子)を後継者とすることが慣習的に行われてきた。
そして、その娘婿が経営難の家業を立て直したり、
業績を大きく拡大させたりしたケースは少なくない。
もちろん、それぞれ個人の実力やスキル次第ではあるが、
実子承継と比べて、娘婿が承継した場合、
企業の業績が平均的に高くなることを示唆する研究もある(解説編)。
「小糠三合持ったら婿に行くな」の諺にもあるように、
娘婿は一般的には「肩身が狭い立場」というイメージがあるが、
客観的な視点で企業変革の必要性を捉えられる、
外部での経験や知見を活かすことでイノベーションを起こしやすい、
など、実子よりも後継者として優位性を持っている可能性も考えられる。
本特集では、娘婿経営者たちの事業承継事例をもとに、
娘婿経営者の強みにフォーカスする。
また、娘婿に限らず、先代との関係性の築き方や環境づくりなど
後継者が成長し、活躍するための条件についても考察していきたい。
解説
◆平均的に婿養子経営は業績が高い!
家族経営に革新性をもたらす婿養子のポテンシャル
関西大学商学部 教授 沈 政郁氏
事例1
◆豆腐づくりを徹底的に身につけて事業承継
やりきる覚悟と力を武器に業界トップ企業に成長
相模屋食料株式会社 代表取締役社長 鳥越 淳司氏
事例2
◆老舗料亭をブランディング
先代とぶつかりあうことで、信頼を勝ちとる
株式会社美々卯 代表取締役社長 江口 公浩氏
事例3
◆半導体メーカー勤務から突然、「文明堂」社長へ
理念を“基準〟に据え「文明堂」を変革し続ける
株式会社文明堂東京 代表取締役社長 宮﨑 進司氏
連載
◆中小企業のためのマーケティング講座
第83回 「売れないキャッチコピー」に潜む3つの罪
連載
◆売上向上ゼミナール
第32回 「買う理由」から見えてくる商品やサービスの新たな可能性
連載
◆M&A戦略インタビュー
「プロダクト」と「ニッチトップ」でグループ化
シナジーを生むM&Aで事業領域を拡大
長野テクトロングループ株式会社 代表取締役社長 柳澤 由英氏
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