ロングリスト (ろんぐりすと)
買い手(または売り手)候補を網羅的に洗い出した一次候補表です。M&Aによって相応のシナジー効果が想定されるかなどを基準にリストアップします。
ここから一定の条件で候補先を絞ったものがショートリストです。
英語表記
Long List
役割・実務での使われ方
M&Aの相手探しの初期段階において、買収または売却の相手先候補を網羅的に洗い出した「候補者リスト」のことです。
選択肢の最大化
最初から「絶対に買収してくれそうな会社」だけに絞るのではなく、少しでもシナジー(相乗効果)が見込めそうな企業、同業他社、周辺異業種、ファンドなどを幅広くリストアップします。通常、数十社~100社程度が挙がります。
情報の整理
各候補企業の「企業名」「事業内容」「売上規模」「想定されるシナジー」などの基本情報を一覧化します。
この段階では、相手企業のM&Aに対する意向はまだ確認していない(公開情報ベースの)状態が一般的です。
ショートリストへの準備
このロングリストを元に、クライアント(買い手・売り手)とアドバイザーが議論し、優先順位をつけて実際に打診を行う数社~十数社程度の「ショートリスト」へと絞り込んでいきます。
注意点
初期段階での絞り込みすぎに注意
最初から条件を厳しくしすぎると、意外な「優良な相手」を見落とすリスクがあります。
ロングリストの段階では、多少可能性が低くても視野を広げてリストアップすることが重要です。
情報の限界
ロングリスト作成時点では、相手企業の内情(売り手がいるか、財務の詳細など)は不明なため、あくまで「外部から見た推測」に基づくリストであることを理解しておく必要があります。