成長への原動力。
先駆者たちが語る「M&A・事業承継」のリアル
企業の持続的な成長や事業承継において、M&Aは強力な選択肢である一方、その実行には高度な経営判断が求められます。
本ライブラリでは、実際にM&Aを成長の原動力として活用された経営者様の「M&A戦略インタビュー」を掲載しています。
成功事例の裏にある決断のプロセスや独自の経営哲学を通じ、貴社の次なる一手を考えるための「生きた知見」をご紹介します。
協業型M&Aで成長促進
コンベヤ部品とロボットSIの2本柱で世界を目指す
屋外用ベルトコンベヤ部品の製造で国内シェア52%を誇るJRC。近年立ち上げたロボットSI(システムインテグレータ)事業との2本柱で躍進し、2023年にはグロース市場での上場を果たした。16年以降、両分野に関連する企業8社のM&Aを行っており、それぞれの事業における重要な成長戦略となっている。同社のM&A全般を統括する取締役の常川陽介氏に、M&Aのポイントについて話を聞いた。
戦略型M&Aで事業領域と周辺領域の拡大を目指す
住宅設備ECサイトの新たな挑戦
住宅設備機器の交換工事と商品をセットでネット販売するサービスを展開している交換できるくん。ガスコンロや食洗機、エアコン、給湯器などの交換工事に特化し、見積りから注文までをネットで完結することができる。2020年、東京証券取引所グロース市場に上場した同社は、M&Aによる成長戦略を描き、事業の更なる拡充を目指している。
戦略型M&Aで事業領域と周辺領域の拡大を目指す
住宅設備ECサイトの新たな挑戦
住宅設備機器の交換工事と商品をセットでネット販売するサービスを展開している交換できるくん。ガスコンロや食洗機、エアコン、給湯器などの交換工事に特化し、見積りから注文までをネットで完結することができる。2020年、東京証券取引所グロース市場に上場した同社は、M&Aによる成長戦略を描き、事業の更なる拡充を目指している。
生き残りを賭けてグループ拡大を目指す
業界再編をリードする段ボールメーカー
富山県に本社を置く段ボールメーカー、サクラパックス。2008年に社長に就任した三代目、橋本淳社長は、「理念と戦略」の両輪でPDCAを回し、社長就任から16年で年商を倍増させた。同社の経営モデルを広めていくことで経営状況のよい企業を増やしたいという想いを胸に、業界再編のリーダーシップをとるべくM&Aを活用している橋本氏に話を聞いた。
M&Aで新たな武器を手に入れる
1+1を3にする飲料メーカー
明治時代にラムネ製造会社として誕生した友桝飲料。同社は、主力製品である無糖炭酸水がブームとなったことで需要が急増。四代目となる友田諭社長は、手狭になった工場を広げるべくM&Aに注目し、2015年、長野県にある工場を譲り受け、木曽開田工場として操業を開始。その後17年にホールディングス化を行い、18年、京都の老舗酒蔵、ハクレイ酒造を、25年にはトッパンパッケージングサービスをM&Aするなど、事業を拡大し続けている。
廃業予定の企業を承継
垂直統合型M&Aで技術力・営業力が向上
2024年、高い切削加工技術を持つ大槇精機が、取引先だった鋳造メーカー、エヌケーをM&A。切削加工の前工程である鋳造技術を持つエヌケーと一緒になったことで、事業領域を広げ売り上げもアップ。“削る”技術にとどまらず、常に新たなことに挑み続ける三代目・大町亮介社長に、M&Aのメリットと未来のものづくりのビジョンを聞いた。