用語集

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ブリッジローン (ぶりっじろーん)

M&Aなどの大規模な取引において、最終的な資金調達(長期の借入や増資など)が完了するまでの「一時的なつなぎ」として利用される短期的な借入のことです。
M&A実務では、優良企業の買収チャンスを逃さないよう、スピーディーな資金決済が求められます。ライバルに競り勝つための「スピード」と「買収資金の確保」を両立させる重要な手法です。ただし、金利は高めに設定されることが多く、確実な返済計画を見据えた利用が不可欠となります。

英語表記

Bridge Financing

役割・実務での使われ方

M&Aのクロージング(決済)スピードの劇的な向上

M&A実務において、優良な案件は複数の買い手が競合することが多く、資金決済までのスピードが勝敗を分けます。審査の早いブリッジローンで資金を仮押さえし、迅速にクロージングを迎えることで、ライバル企業を出し抜いて買収の成功確率を飛躍的に高める役割を果たします。

最適「リファイナンス(借り換え)に向けた時間的猶予の確保

買収をいち早く成立させた後、企業の財務状況や市場の金利動向をじっくりと見極めながら、より金利の低い長期ローンへの借り換えを行ったり、株式市場での増資を検討したりするための「時間的な余裕」を作り出す戦略的ツールとして使われます。

LBO(レバレッジド・バイアウト)等における初期資金の立て替え

投資ファンドなどが多額の借入を用いて企業を買収するLBOにおいて、複雑で時間のかかる複数の金融機関からの協調融資(シンジケートローン)がまとまるまでの間、一時的に買収資金を立て替える目的で利用されるケースが頻繁に見られます。

注意点

金利や手数料の割高感

審査スピードが早く金融機関側のリスクも相対的に高くなるため、通常の長期借入金に比べて金利や融資事務手数料が割高に設定されるのが一般的です。借入期間が長引くほど財務を圧迫するため、早期の借り換えが前提となります。

リファイナンス(借り換え)の失敗リスク

ブリッジローンで買収を強行したものの、その後の業績悪化や金融市場の冷え込みにより、予定していた長期ローンへの借り換えや増資(株式発行)が金融機関や投資家から拒否されてしまうリスクがあります。

厳格な返済期限

「つなぎ」であるため、返済期限は数ヶ月から長くても1年程度と非常に短く設定されます。万が一、期日までにリファイナンスが完了しなかった場合、多額の一括返済を迫られ、買い手企業自体が即座に資金ショートに陥る致命的な危険性を伴います。

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