用語集

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オルタナティブ投資 (おるたなてぃぶとうし)

上場株式や債券といった一般的な金融商品「以外」の資産を対象とする投資手法です。具体的には、不動産、未公開株(プライベートエクイティ)、金や原油などの商品、ヘッジファンドなどがこれに該当します。最大の特徴は、株式や債券の市場動向と連動しにくい(相関性が低い)点にあります。そのため、従来の資産と組み合わせることで市場暴落時のダメージを軽減し、資産全体の価格変動リスクを抑える効果が期待できます。
M&Aにおいては、会社売却によって多額の資金を手にしたオーナー様が、長期的な資産保全を図る際に重要になります。全額を株式等に投じるのではなく、オルタナティブ資産を組み込む(アセットアロケーション)ことで、インフレへの備えや世代を超えた安定的な資産防衛・運用を目指すのが一般的な活用法です。

英語表記

Alternative Investment

役割・実務での使われ方

M&A後の資産保全(エグジット後)

会社売却で得た現金を長期的に運用する際、株式市場の暴落リスクを回避するために組み込まれます。
実物資産(不動産や金など)を含むため、インフレ(物価上昇による現金の価値目減り)対策としても機能します。

機関投資家の運用手法(一般的な使われ方)

年金基金や大学の基金、ファミリーオフィスなどの巨大な資金を運用する機関投資家がリスクを抑えつつ安定したリターンを確保するために、ポートフォリオの一部に必ず組み込む基本戦略となっています。

注意点

流動性が低い(換金しづらい)

上場株式のように市場で日々売買できるわけではないため、不動産や未公開株などは「いざという時にすぐ現金化できない」という流動性リスクがあります。

仕組みが複雑でコストが高い

ヘッジファンドやプライベートエクイティなどは専門的な運用が行われるため、一般的な投資信託に比べて仕組みが複雑であり、運用手数料などのコストも高くなる傾向があります。

情報開示が限定的

未公開株やプライベートファンドは、上場企業ほど厳格な情報開示義務がないため、投資先の状況をリアルタイムで正確に把握するのが難しい場合があります。

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