ファミリーオフィス (ふぁみりーおふぃす)
特定の資産家・一族の資産管理や承継、教育、生活支援などを一手に引き受けるプライベートな組織です。
一般的な金融サービスとは異なり、一族の「専属チーム」として、資産運用のみならず、税務・法務対策、慈善活動、さらには親族間の合意形成(コーポレートガバナンス)まで、一族の繁栄を永続させるためのあらゆる課題に密着して対応します。M&Aにおいては、会社売却で得た多額の資金を管理する受け皿として設立されるほか、近年は「安定的な買い手」としても注目されています。短期利益を追うファンドと異なり、数十年単位の超長期的な視点で事業を保有・成長させる傾向があるため、売却後の雇用維持や理念の継続を望むオーナーにとって、理想的なパートナーとなる可能性があります。
英語表記
Family Office
役割・実務での使われ方
M&Aにおける「安定的な買い手」
PEファンド等と比較して、数十年単位の超長期投資を行う「安定的な買い手」としての地位を確立しています。
会社売却後の雇用維持や理念継続を望む売り手オーナーにとって、理想的なパートナー候補となります。
会社売却資金の統合的管理
会社売却直後にオーナー様が手にした多額の現金を、一族の資産として保全・運用・次世代承継するための受け皿となります。
売却という「点」だけでなく、その後のファミリーの繁栄という「線」を支えます。
統合的な資産・一族管理
株式、不動産、オルタナティブ投資など、一族全体の資産を統合的に管理・運用します。
また、次世代リーダーの教育、一族のガバナンス(合意形成)、慈善活動の企画運営など、多岐にわたる課題を包括的にサポートします。
注意点
「設立・維持コストが高い
専属の高度専門人材(投資、税務、法務など)を雇用するため、非常に高いコストがかかります。
数百億円以上の管理資産を持つ超富裕層でなければ設立のメリットが出にくいとされています。
高度なプライバシーと信頼の担保
一族の極めて個人的な情報を扱うため、組織には絶対的な秘匿性と信頼性が求められます。